柚木は９年でなりかかる

“あの日”以来、左腕が疼く。
この痛みが、
左脚に浮かび上がる三日月の刻印が、
“あの日”の出来事が嘘ではないと告げる。

はー、中二病って難しいもんですね。


私もいい年なので、そういう黒歴史量産期はすぎております。
当然、三日月の刻印なんぞございません……



と言いたいところだが。



刮目せよ！！







左ひざに見ゆるは、まさしく三日月。
「タトゥー入れたのー」とか言えばごまかせるんじゃねぇの？とか思うくらいクッキリ。

見事な“あおぢ”です。

※あおぢ
「青血と書くんだろう」と思ったもののいまいち自信が持てない。
ので、一応調べてみたら方言だったでござるの巻。
意外と気づかなくて怖いよ、方言。
意味は、打撲による内出血、青あざ。


さして痛くはないです。
触ったり激しく動かない限りは気になりません。

むしろ見た目にはたいしたことのない左上腕が痛い。
ときおり、ひきちぎれそうなほど痛む。
右肩もそれほどではないにせよ痛い。
肩から上にあげようとするとビシッと痛みが走るんですよ。
あー、もう。



ちなみに。
どうしてこんなことになったかというと。


すべって転んだからです。
自転車で軽快にすっ飛ばしている最中に。


とりあえず帰宅後ＲＩＣＥ（安静にして冷やして圧迫固定）。
そして放置（病院へ行くのが正しい行動です）。

まぁ骨は無事っぽいので大丈夫だろうと高をくくっているのですが。
不思議と頭が痛い。
頭は打ってないはず。それに頭痛は持病。

関係ないだろうとは思うのですが。

……この微妙な吐き気が気になる。
こっちは月経前症候群だと思いますけどねぇ。

明日にでも病院に行って来ようと思います。
しかし、どこへ行くべきやら。
外科？　いやいや整形外科？　それとも脳神経外科か？