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2017/05/25 15:44 |
心霊体験談~墓参り編~
気づけば夏休みも残り2週間切ってました。
ずーっとボーッとして過ごしただけのような気がしないでもありません。
う~ん、実に無駄な時間をすごした……。

今年はちゃんとお墓参りに行ってきました。
墓参りには行っておかないと寂しがりそうですから。
さて、前回に引き続き心霊体験談でもしましょう。
墓参りにまつわる話です。




私が小学生のころだったと思います。
5年生くらいだったでしょうか。
その年は親が忙しく、妹も小さかったので墓参りに行かないことにしていました。

親は気にしていたのですが、子供としてはどうでもよいことです。
墓参りに行っても暑いしつまらないし、特に良いこともありませんから。

その日も、何気なく家の中をうろついていました。

階段を上っていた時、ふっと何かが香りました。
あれは確かに線香のにおいでした。
蚊取り線香は危ないからと使っていませんでしたし、仏壇もありません。
それに階段は道路に面していましたから隣家から漂ってきているとも考えにくい。
なんでだろうなぁと疑問に思いつつも、ととんと駆け上がっていきました。

階段を登りきったとき、突然匂いが消えました。

その時は勘違いだったのかなと気にはしませんでした。
しかし、階段を降りるときにまた線香の香りが漂ってきたのです。
降りきってしまえば匂いは途切れ、階段に足をかけるとまた匂いが。

階段にいる時に限って、線香の香りがするのです。

気味が悪かったので親に相談したのですが、匂いなんてしないと言われてしまいました。
それでも。
匂いは確かに漂っていたのです。

しばらく奇妙な現象と同居する羽目にあいなりました。

不安にはなったのですが、幸いなことに、長くは続きませんでした。
なぜかピタッと匂いがしなくなったのです。

おかしいな、と思いました。
気味が悪かったのは確かですが、匂いがしなくなるのもまた気味が悪い。
それでも匂いを感知していたのは家族の中で私だけですから相談したところで変に思われるのは自分です。
あまり気にしないようにして過ごしました。

その晩、電話がかかってきました。親戚のおばさんからです。

「墓守任せっぱなしで悪いで行ってきたに。今年は行かんでも良いから」

線香のにおいがしなくなった日と、おばさんが墓参りに行った日はぴたりと一致していました。
気味が悪いと言えば気味が悪かったのですが、親戚の霊ならしょうがないか、と奇妙な感覚だけが残りました。

翌年も、墓参りには行きませんでした。
そしてやはり。
階段は線香の香りに満ちていました。
親戚の幽霊かもしれない、と親にも話していましたから、早いうちに墓参りに行こう、ということになりました。
しかし、匂いはその日のうちに消えてしまったのです。

翌日、母が墓参りに行きました。
墓にはみずみずしい花が供えられていたそうです。

あの線香の香りはきっと、墓参りの催促だったのでしょう。
交通の便の悪い立地、うちが行かなければ普通は誰も行きませんからさびしいのでしょうね。

私にはもう線香の香りを感じることはできなくなったようです。
それでも。催促には来ているようです。
だって、行事には無頓着な妹が言うんですよ。
「今年は墓参りに行かなくても良いの?」って。



……話すとやっぱり笑われます;
前回のはともかくこっちは普通に怖い話だと思うんですけど。
正体が分かってからは怖い、というより不思議な気分ですけどね。
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2008/08/19 21:42 | Comments(0) | TrackBack(0) | 小話

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